頭が痛いときに自然とこめかみを押さえたり、肩や腰が痛いときに痛い部分をさすったりする経験は誰でもあると思います。
私達はそうやって自分で自分を治そうとしているのです。
自分で治そうとするパワーを「自然治癒力」といいます。
こめかみにも肩や腰にもツボがあり、さすったり押さえたりすることはツボを使って自然治癒力を引き出そうとしている現れなのかと思います。
自然治癒力を引き出すツボ
投稿日:2025/02/02
からだにはツボが沢山あります。
専門用語でツボを経穴(けいけつ)と言います。
経穴はWHO(世界保健機関)認定のものが361穴あり、ほとんどのものが左右対象にあるので、からだ全体で約700のツボがあるわけです。
ツボにはそれぞれ名前がついていて
効能があります。
こめかみには「太陽」というツボがあり頭痛や目の疲れに効果があるので、「太陽」というツボの名前や存在を知らなくても、自然とツボ押しをしているわけです。
肩が凝っている特は「肩井 けんせい」というツボをさすっていますし、腰が痛くてさする部分にも沢山ツボが並んでいるのです。
また、ツボは痛いところを治すものだけではありません。
内臓や心につながっているツボもあり、とても奥が深いです。
「腰痛 ツボ」などで検索すると沢山出てきます。そのツボの場所を「〜から2寸」などと表示されていることがありますが、1寸ていったいどれくらい?と思いませんか?
1寸が3.03cmということなので、2寸は約6cmですが、6cmと書けない理由があるんです。
「内関」というツボを例にしてみます。前腕内側の中心線上で、手首の曲り目から肘に向かって2寸の場所に「内関」のツボがあります。
身長が180cmの人と150cmの人とでは手の長さが違うので、手首の曲り目から肘に向かって6cmだとツボの場所が正しく取れません。
そこで指標となるのが自分の指です。親指の横幅が1寸、人差し指から小指までピタッとつけた横幅が3寸としてツボを取ります。
人それぞれ1寸の幅は違うので単純に何cmとは言えないんですね。
そしてツボは様々な反応を示しています。
「三陰交」という女性疾患に効くツボは、くぼんでいて力のない人もいますし、ピーンと張っていて押すと痛がる人もいます。
腰だけ毛深かったり、お腹だけ冷えていたり、一部だけ乾燥していたり、逆に湿っていたり
ツボは様々なサインを出しています。
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